日本の河川 利根川
日本の河川 利根川 2024年1月30日 利根川 (とねがわ)は、 大水上山 を水源として 関東地方 を北から東へ流れ、 太平洋 に注ぐ 一級河川 。 一級水系 であり、利根川 水系 の 本流 である。河川の規模は日本最大級であり、 日本三大河川 の一つ。 首都圏 の水源として国内の経済活動上重要な役割を果たしている。「 坂東太郎 (ばんどうたろう。“東国にある日本一の大河”)」の異名を持つ日本三大 暴れ川 の一つで、 江戸時代 初期に行われた 河川改修 である 利根川東遷事業 により、流路を変更された歴史を持つ。 地理 [ 編集 ] 上流 ( 群馬県 前橋市 付近) 中流 (群馬県 邑楽郡 明和町 付近) 下流 ( 利根川河口堰 付近) 群馬県 利根郡 みなかみ町 にある 三国山脈 の一つ、 大水上山 ( 標高 1,840 m )にその源を発する。 前橋市 ・ 高崎市 付近まではおおむね南へと流れ、 伊勢崎市 ・ 本庄市 付近で 烏川 に合流後は、東に流路の向きを変えて群馬県・ 埼玉県 境を流れる。 江戸川 を分流させた後はおおむね 茨城県 と 千葉県 の県境を流れ、茨城県 神栖市 と千葉県 銚子市 の境において 太平洋 ( 鹿島灘 )へと注ぐ。 江戸時代 以前は 大落(おおおとし)古利根川 が本流の下流路で 東京湾 に注いだが、度重なる河川改修によって現在の流路となっている(後述)。流路延長は約322 km で 信濃川 に次いで日本第2位、 流域面積 は約1万6840 km 2 で日本第1位であり、日本屈指の大河川といってよい。流域は 神奈川県 を除く関東地方一都五県のほか、烏川流域の一部が 長野県 佐久市 にも架かっている [1] [注 1] 。 河川法 に基づく 政令 [2] により 1965年 ( 昭和 40年)に指定された 一級水系 である。 利根川における 上流 ・ 中流 ・ 下流 の 区分 については、おおむね下記の区間に分けられる [3] 。 上流:水源の大水上山から群馬県伊勢崎市八斗島(やったじま)まで 中流:伊勢崎市八斗島から 千葉県 野田市 関宿の江戸川分流点まで 下流:江戸川分流点から河口まで(流路を東へ変える) 利根川の水源は大水上山である、という詳細が明らかとなったのは 195...